決して完成する事のないジグソーパズル

心というのは、決して完成する事のないジグソーパズルのようなものなのかもしれません。
初めからワンピースだけ欠けていて、自分ではもちろん、まして他人に頼っても決して完成させることはできないジグソーパズル。
誰もがその事に薄々は感づいているとしても、それでもやっぱり、最後のワンピースを埋める為に一生懸命になる、未完成というのは不安ですからね。
恋愛、仕事、物欲、食欲、肩書、趣味、承認・・・・・、さまざまなものを最後のワンピースであるとみなし、パズルを完成させようとします。
最後のワンピースとみなしたものを手にし、ホッとしてはめ込もうとするのですが、やはり微妙に形状が違っていて決してうまく嵌まり込むことはない。
しかしこれは絶望に誘う為ではなく、どこかに最後のワンピースがあるはずだと、希望を抱き続けるため、求め続けるため。
僕らを突き動かす、原動力となるためです。

次から次へと多種多様なものを求め続けることもそうですし。
自分は何も求めないと宣言する時でさえ、なにも求めないという名の最後のワンピースを嵌めようとしているのかもしれませんね。

な～んて朝からなに言っちゃってるんでしょうね～。
でもね、生き甲斐や生きる意味を探し求め続ける事でさえも、こういう事が原因になってたりするのかもしれないな、なんて事を思いました。

※しつこいようですが、いつも言っているように僕は無神論者です。