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浮遊する思考
2016年05月05日 09:34え~と、SFなんかで出てくる、人間が脳と神経系だけの存在になって水槽みたいな中にプカプカ浮かんでいて、脳のあちこちに電極つけてコンピュータにつないで思考だけの存在みたいなのになる。
あれは想像するに、どうなんでしょうね、心っていうのはどこ行っちゃうのかとか、自分が目にした身体に同一化する事で自我が想像的に発生すると考えると、身体がない訳だから自我を保つ事はできないんじゃないかとか。
自分を保つのって、思考を保つ事でもあるのでしょうが、思考を保つのに身体的な刺激というか、五感を刺激するというか、なにかそういった刺激がないと、要は入力がないと思考というのは簡単に混沌としてきてしまうようにも思いますし。
ああ、でも神経系があるなら人工的にバーチャルっぽい刺激与えればいいのかね。
身体も存在しているかのようにバーチャルで脳をだまして、運動したり汗もかいたり・・・・・・・でもそれだと思考する存在というより騙されてる存在でしかなかったりして。
コンピュータに接続された時点で、大量の情報が一気に押し寄せてきて、一瞬で思考停止とか全てを放棄とか。
いや~、なんか囚われてる感や窮屈さをすごく感じるような気がしますし、その前に自分という感覚すら危うくなるんじゃないのかな。
本当に身体を持っている事を疑わないように上手く外部からコントロールしてもらえたとして、辛うじてず~っと夢の中に居続けるような感覚を味わえるというのが一番近いのか、映画のマトリックスをうっすらさせたイメージ、どうなのか、なんかでもそれすらも無理なような、よくわかりません。
命運は全て外部の身体を持った人間の手に握られていて、自分は抵抗しようがない、というのも想像すると怖いですしね「ぜっ、ぜったいスイッチ切るなよ、いいなっ、切るなよ~、言っとくけどダチョウ倶楽部じゃないからな」とか「すいません、そろそろ水換えてもらっていいですか、なんか濁ってきちゃって、えへへ、すいませ~ん、お手数おかけしますぅ~」とか。
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