神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


湯船の中にて

2016年04月24日 21:04

ところで、僕は小学校入学前に伊東から藤沢に引っ越してきた訳ですが、たぶんあれなんでしょう、45年位前の両親の中に、湘南とか加山雄三さんとか裕次郎さんとか、そういったイメージがあったんじゃないのかな、父の勤めていた会社は横浜だったし、でも横浜に引っ越さないで藤沢にという事は、まあそんなような理由だったんでしょう。
引っ越してきてまず初め、なにが嬉しかったかって、風呂が家にあって、水洗トイレがあって、伊東の時は風呂はなくて銭湯に一日おきくらいかな、行っていて、トイレも汲み取りだったしね、で、僕はその汲み取り便所にズッポリ落ちた事がある訳ですが。
小学校何年生くらいまでだったでしょうか、父と一緒にいっつも風呂入っていたのは・・・・・。
なんかさあ、昔の人って風呂入った時に湯船の中で屁コキたがりません?
大抵一緒に湯船に浸かっていると「おっ」と気合い一声の直後にボンッと破裂音がしてデッカイあぶくが浮上してくる。
これがまたかなりキッツイんだけど「うわあ、くさいぃぃ」とか言ってると、昭和の親父ってなんか喜ぶんだよね「いひひひぃぃっ」みたいな。
一回だけ、ある日ね「おっ」という気合いの直後にボッとなって、小さめのあぶくと共にこげ茶色の親指大のものが浮上してきて、それが僕の首の辺りに触れた事がありましたね。
いつも肩まで浸かりなさいとか言われてたから・・・・・。
確かその翌日からですかね、断固として一人で風呂に入るようになったのは。
あの時、あの親指大のものはどうやって処分したのかね「お、お、おいぃぃ、お母さんには内緒だぞ、いいな、わかったな、いいな、いいな」って何度も言い聞かされたことは覚えているんですけどね、・・・窓から投げたとか排水溝に捨てたとかなのかね。
僕と父がいつも最初に入っていたんで、母はその後なにも知らずにゆっくりと湯船に浸かって一日の疲れをとった訳ですけど。
疲れは取れたが大腸菌が付いた、みたいな。

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