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理想像からのダメ出し
2016年02月04日 20:17こうありたい自分、自分の理想像というものを持っている場合。
それはあくまでも今の自分が追い求めるものであるべきなのでしょう。
決して、理想像の視点に立って今の自分を査定し、ダメ出しをするという類のものではないですね。
自分というのは、自分の理想像ではなく、現実的に今を生きている自分であるべき、という事なのかな。
努力しつつ追い求めて、徐々に近づいてゆくのがいい訳ですよね。
しかしそうではなくて、早急に、今すぐにでも想い描く理想的な自分にならなければいけない(結果を出すために)、という思いが強すぎると、自分の理想像の視点から今の(理想には届いていない)自分に対し「全然ダメ」と否定するだけにもなってしまいます。
その結果「自分はダメ」というラベリングにも。
そうなると、動く前にあきらめてしまうというか、結果的に伸びしろ自体を放棄してしまう場合もあるのかもしれません。
やっぱり今の自分をあまり嫌わずに、ひどく落胆もせずに、こうありたい自分というものが、もしあるのだとすれば、足りない部分を少しずつ、そして今の毎日も犠牲にし過ぎない程度に、修練・学習してゆくというのがいいのでしょうね。
「自分を受け入れる」という言葉は、そういう意味合いでもあるのかもしれません。
成果だけがもてはやされる環境にいる場合は、こんなふうに考えるのはなかなか難しいとも思うのですが・・・・。
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