神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


第一歩

2016年01月31日 09:40

自分の機嫌のいい時は優しい、というか甘える、機嫌の悪い時は八つ当たり。
自分の思うように操作しようとしているかのよう。
否定しかしない
常に自分が上の立場じゃないと気が済まない。
自分が責められそうになると過去を持ち出し、責めつつ全力で自分を防御。
それでも言い負かされそうになると、傷ついた素振りをみせる。
こちらに精神的余裕がある時に「う・・ん、まあ、いいかな」と希望に沿うと、かさにかかっていくつも要求を出してくる、で、拒まれると、キレる。
とにかく自分の思い通りにならないと、気が済まない。
まるで相手を自分の感情を処理する道具としか思っていないかのよう。

僕が実際に感じている事を、多少極端に書きましたが、子供側から見た親の態度です(親の年齢・子供の年齢は関係ありません、逆に各々の年齢に関係なく何歳になってもという事ですね)。
たぶんこれは、実際に当事者になってみない事には分かって頂けないかもしれませんが。
「でも親なんだからさあ、いいじゃん聞いてあげれば」という許容可能なレベルを振り切っちゃっている状態なんですね、まるでその身振りはただの執着でしかないようにも思えて。
子供側にしてみると、腹も立つし、でも自分の親だし、否定さてるなら自分も否定したいし、でも自分の親だし・・・・、というスパイラル。
やり場のない、いたたまれない、どういう感情なのか自分でも把握できないような塊を、大きく抱えてしまっている人って、実際に時々いらっしゃいますし。
怒り、罪悪感、悔しさ、寂しさ、そして少しの申し訳なさ。
その申し訳なさに想いが及んだ瞬間に湧き上がってくる大きな怒り。
これは、ほんとに辛いし、どうやって処理していったらいいのか、途方に暮れてしまうような感情ですね。
親を連想させるタイプの他人に出会うと、無性に腹が立ってくるということもあるかもしれません。


自分は決して間違っていなかったという保証を得るところから始めるといいのではないでしょうか。
まずはそれが安堵にもつながりますし、本当のスタートの第一歩なのかもしれません。

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