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素晴らしい事の一種として
2016年07月14日 09:14テレビで若い方へのインタビュー等で、社会についてとか、親についてとか、今回の社会体験的授業についてとか、お金についてとか、まあ、質問は何でもいいのですが。
何かをインタビュアーに質問された時に、かなりの確率で理想的な素晴らしい答えが返ってきているように思います。
もしかしたら編集でそうしているのかもしれませんが・・・・だとしても僕の若い頃には考えつかないような「おぉ、考えてるね~、しっかりしてる、すごい」と思うような解答を聞かせてもらえます。
僕らの頃は口を開けば「っせーなぁ」「だりーなぁ」「むかつく」なんかこれ以外の言葉ってしゃべってた記憶すらないといったようなね。
テレビで放送されている、若い人達の理想的な回答について、僕としては一切異議はなくて、ほんとに素晴らしいことなのだと思っています。
なんて言えばいいのか、高度成長時代の男性会社員のうちの多くの方々が、言ってみればモーレツ社員だった、仕事第一、会社のため、会社は家族みたいなもの、残業休出当たり前、これはうちの父などもよく口にしていましたが、そういった社会全体の大きな物語りというか、社会を覆っていた空気に同一化していた?
その価値観をしっかりと迷いなく自分のもとに引き寄せて取り込んで、自分の理想や目指すところにしていたというニュアンスですかね。
昔は価値観とか空気って、割とみんなが同じ方向を向いていられたのでしょうから、そんなにたくさんの選択肢はなくて、だからその大きな物語りに同一化すれば、それ程葛藤は抱かずに、迷わず生きていくことが出来たのかもしれなくて。
それを今の時代に当て嵌めた時、自由にさまざまに選択できる空気もあったりして迷う事も多いんだけれど、だから大きな物語りに対比すればーーほんとは使い方が違いますけどーー様々な価値観の小さな物語がたくさん用意されている。
で、それは昔のように空気のように雰囲気として存在しているのかというと、そういう訳ではなくて、PCやスマホを通じて様々な明確な価値観にアクセスし、その上で自分に適していると思われるものを選択する自由がある。
それがデータベーズとして集積されていて、個人はそこにアクセスする、学習する、そして自分にしっくりくるものを取り込む。
それは昔の人がモーレツ社員という価値観に同一化しつつ、幸せに生きていけたのと同じように・・・・というかそれ以上に理想的に、自分の理性として取り込んでいて、やっぱりそういう事を疑いなくやれて、尚且つ他者配慮的でもあって、周りの人もいい気分にさせる事が出来るのですから。
ほんと、これはこれで、とても素晴らしいことだと思います。
昔のモーレツ社員と、今の理想的な返答をする事が出来る若い方というのは、構造は同じようでいて、情報量の増加と共に、実はより洗練されているような、それは情報量が増えているのだから当然なのかもしれませんが。
空気へのアクセスの時代、データベースへのアクセスの時代、やっぱりデータベースの方がきめ細やかで的確なのでしょうし・・・昔も今も、何らかにアクセスして、それを取り込んで生きてゆくというのは、いっしょなのかな、そんな中で物に目を向けた時代、人に目を向ける時代。
だから、なんでしたっけ、冒頭に戻れば、インタビュアーに対するしっかりとした返答というのは、いい事を、もしくは正解を言おうという動機からではなく、その価値観をしっかり取り込んで、自分のものに出来ているがゆえ、というように感じます、そしてそれは素晴らしいことの一種。
う~ん、朝から訳の分からないことを回らない頭で思いつくまま書いているので、穴だらけで非常に読みづらいと思います、すいません。
決してマニュアルという事ではなくてデータベース(これも使い方が微妙ですが)なのだと思います。
あまりにも長くなってしまうので、またちゃんと考えてみようと思います。
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