神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


自分が嫌い

2017年08月24日 20:43

その人が周りに見せているその人、周りが認識しているその人、というのが正真正銘、ゆるぎない、確固たる、その人なのかというと、そういう訳ではない。
その人の本質のようなものがあって、その本質がその人の今の環境に刺激されて、今のようなその人の、これはその人の、性格と言われるものを表現しているだけ、性格と言うのは形成されたというよりは今のように表現されているだけ、とも言える。
その表現されている自分に初めから自分自身が自覚的なのかというとそういう訳でもなく、人から「あなたはこういう人だね、こういう性格だね」と指摘されて、気がつく、自覚するようになる、家族からであったり友人知人からであったり。
性格と言うのは、その人の本質とその人の環境の関係性の中で立ち現れてくる、という場合も多いですし、だから環境次第で容易に反転するし変化する。
大きなストレス下ではネガティブに振れて違う自分を表現する事も十分にありますね、そしてストレスさえ取り除けば元の自分に戻る事もよくあります。
・・・・・・自分を好きになれない人、自分の性格が好きではない、もしくは嫌いな人、もしかしたら大きなストレス下にいるという場合も考えられます、それは、もう長い間という事なのかもしれませんが。
その大きなストレスを取り除いたら、ストレスと感じなくなったら、元々の本質と自分の環境との関係性さえ良くなったら、その本質がいい方向に表現される可能性は十分にあります。
自分が嫌い、それはどういう自分か、その自分というのは環境との関係性の中でそう表現されるしかなかった自分なのかもしれません、そしてそう表現する事によって自分を守ってくれていた、自分の性格というものでもある。
であれば、自分を守ってくれていた自分の性格を、そうそう嫌わなくてもいいのだし、ストレスを取り除いていい方向に振ればいいのだし。
環境を調整するというのはとても大切な事。
性格は環境によって表現される、変えられないのは性格ではなく、持って生まれた本質、そしてその本質というのは自分を構成している大切な要素。


—————

戻る