神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


自分とは何者なのか

2016年08月21日 09:00

一つの所に留まって何かを積み上げてゆくのではなく、何度でも環境を換え続ける。
その環境とは、仕事であったり、人間関係であったり、所属するコミュニティであったり。
その身振りは、傍から見ると場当り的に見えたり飽きっぽく見えたりする事もあるのかもしれないですけど、本人はいたって真剣なのですね。
こういうスタイルの中の一部の人に関してという事ですが・・・・・自分とは何者であるのか見い出そうとしている、自分の可能性を確認しようとしている、そこには少し強迫的な想いや、なんらかの焦りのような感情も多少は感じている場合もあるように思います。
新たな環境を選択して、自分なりに頑張ってみて、しっくりこない事を感じると、その環境を離れる・・・・そしてまた次の環境を選択して・・・・・と、繰り返しますね、自分が納得できる環境がどこかにあるはずだという思いから、あきらめることなく、何度でも、自分とは何者であるのかという答えを探し続けます。
この場合、二つの落ち着き方があるように思います。
一つは、自分のしっくりくる環境に幸運にも出会う事が出来て、自分が何者なのか分かったように感じる事ができた時。
もう一つは、自分とは何者でもない、という本質的な事に気が付いた時。
自分とは何者でもない、というのは僕らの本質なのでしょうから。
何者でもないが故に、なにかを築き上げてゆくことで、そこに自分を見い出す、という結論を自分が実際に行動する中で発見・実感した、確認したという事でしょうか。

—————

戻る