神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


自分と人との間に

2016年10月28日 09:27

一緒にいると、自然な自分を出せるように感じて楽な相手、ちゃんとしなくてはいけないように感じて緊張してしまう相手、観察されているように感じて不安感が湧き上がってきてしまう相手、詮索されているように感じて居心地の悪い相手、操作されそうに感じて警戒心を抱いてしまう相手・・・・・・・・・楽しい気分になる自分、イライラする自分、自信に満ちた自分、腹立たしさを覆い隠す自分。
好きな自分、嫌いな自分、どんなに自分自身が気にいっているいい自分を出そうとしても、それは相手に打ち消されてしまう、もしくは対峙した瞬間に自動的に生成されてしまう自分に抗いようもない。
自分の中には様々な要素があって、だからどの自分も自分を構成する要素には違いなく、接する相手によってどの要素が引きだされるのか、それは関係性の中で自然と引きだされる・・・・強制的に提出させられる・・・・防衛反応も含めて自動的に生成される・・・・。
人は、自分以外の人と社会的関係を取り結ぶしかない存在である以上、自分一人で自分を確認出来る訳でもなくて、人との関係性の中でのみ自分を確認する事ができるのですかね、(特定の誰かとは)関係する事を拒絶する、という関係の仕方によって自分を確認するというのも勿論ありますね。
そしてまた、そういうところで意外な自分の発見とか、新たな自分の発見とか。
だから、自分の中に自分がいるという訳でもなくて、まあ、本当はいるのかもしれないけれど、それはなかなか自分では気がつきにくくて、自分と人との間にこそ自分がいる。
自分が認識できる可能性のある自分の核心から半身ずれた所にこそ自分がいる、みたいな事?
いい自分を発見できるかどうかというのは、関係する人次第でもあるのかもしれないですね。

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