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自分に落胆したくはない 突き付けられたくはない

2016年05月30日 09:13

「失敗を恐れちゃいけません」と言われますけどね、失敗は嫌ですよ、怖いです、もし失敗したら自分はダメだと結論付けられたり、能力がないように結論付けられたりするんじゃないかと想像しますしね、そうなると行動自体が起こせなくなってもしまいます。
人からそう結論付けられるのではないか、という想いは勿論ですが、自分で自分にレッテルを張ってしまうというのも当然あります。
「ほら、やっぱり自分はダメだった」と思う場合と「あれ、もう少しやれるのかと思ったけど、そうか自分はこんなもんだったのか」と思って挫折を感じてしまう場合と。
失敗を恐れる原因として、一番大きいのは「・・・・自分はこんなもんだったのか」と落胆しなくてはいけなくなるのを恐れる、できない事があるという限界を目の当たりにしてしまったように感じる、ちよっと恥ずかしいとかカッコ悪いという心理にも通じるニュアンスのようにも思います、僕も20代の頃は勿論そうでしたから。
結果が全て、自己責任、即戦力、スキル、自己実現、やりたい事、自分を大切に・・・・・いろいろな言葉がありますしね、なんか総合すると一発勝負で結果を出さなければいけないような気にもなってしまうし、動き辛く感じてもしまいます。
行動を起こさなければ傷つく事はないのですが、行動を起こさないと何も始まらないというジレンマは、だれでも十分に感じているところでもありますね。
自分もみんなも、そう大差ないという事、自分も思ったほど悪くないという事、みんなもコケる事があるという事、そしてコケてもなんとかやり続けているのかもしれないという事、何度でも腑に落ちるまで実感して頂くしかないのですが。
一回の失敗で二度と浮上できなくなるのではなく、むしろ失敗を繰り返すことで自分が形成されてゆくという事、一回の失敗で敗者扱いされる世界ばかりではないという事、それはもしかしたら想像上の世界かもしれないという事。
まずは、もし失敗しても、冷静に暖かく笑顔で、自分を受け入れてくれる人に支えられながら、二人三脚で歩んでください、最初はそうして当然ですし自分を形成するためには通る道です。
それは自立に向かうとても大きな一歩になります。
そこをいつか経過するという事は、大切な事だと思います。
まずはそんなふうに考えられるように、少しずつなっていって下さい。



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