自分の尊厳を守る為に

人は守るものがあると強くなれる、よく聞く言葉です。

ちょっとだけね、ほんと、ほんのちょっとだけですけど、違和感を感じちゃったりします。
強くなれるっていうか、すこし無理が効く、位なんじゃないのかなと。

何かに、もしくは誰かに対峙しなくてはいけない状況になって、その相手が守るべきものは自分自身だけだったとして、そうなると相手は、こちらにだけ100％意識を集中すればいい訳ですね。
がしかし、こちらは守るものがあるから、それもなんか気になっちゃって「お～い、守るもの～っ、大丈夫か～い」なんて心配して、一瞬相手に背中向けちゃったりしたら。
なんかさ、そこでやられちゃったりするんじゃないの？みたいな事を思ってしまいます。

やられちゃったら、守るものも守れなくなりますね。

だから、突き詰めると、何を抱えていたとしても、最終的には自分の尊厳を守る為に対峙する、というのがいいんじゃないのかな、と思います。
自分の尊厳を守る為には、いくらでも力が出るんじゃないでしょうか。

人生の終盤で、最後に人が守りたいものである、という話もよく聞きますし。

究極的には「自らの尊厳をかけて対峙する」これは強いんじゃないのかな～。

まあ、極論なんで、ここからスタートして、状況に応じて徐々にトーンダウンしていくといいんだと思います。