自分探し

将来に目を向ける、これからの自分がどうなってゆくのか、目標、目的、野望、明確なヴィジョン・・・・・・・そんな類のものは一切持ち合わせていないし、この先の自分がどうなってゆくのか、などと言う事は知らない、皆目見当がつかない。
ただ夢中になってワクワクしていられれば、それでいいようにも思います、刹那的な生き方という事では決してなく。
夢中になってワクワク、それは多分今の流れの延長線上でという事なのだろうけれど、だから、今の自分に新たに何かを付帯させたり、時には削ぎ落としたりしながら、そうこうしているうちに今とは全く違う自分に変化している可能性もないとは言い切れない訳ですけど。
時間や経験という流れの中で刺激を受けて自然と変化する、そういう存在でしかない、であればそこで大切なのは人と関わる事、それは、柔軟さの中で。
この先の明確なヴィジョン、重い腰を上げて動きだす瞬間にはそれも大切なのかもしれませんが、一旦動ぎ出したならそんなヴィジョンなんか捨ててしまったっていい場合だってある。
ヴィジョンを持つと、そのヴィジョンに即したものにしか出会えない、そこにしか意識がいかないのですから、そういう事、非常に狭い視野、狭い視野の中でビジョンに即したものに出会うと、それを決して逃すまいとゴリゴリやる、ゴリゴリの効果として台無しにする、なんて事もよくあります。
流れに柔軟に対応し、現実的に実際にリアルで、人と交流し、話し、経験を自分に入力し続ける、そんな中でのみ、これからの自分が何かになってゆく、ここに陽性のワクワクする感覚さえあれば、悪い方向へは行かない。
何年後の自分がどうなっていたいか、それは重い腰をあげて動きだす時に自己啓発的には、もしかしたら必要な事なのかもしれませんが、動きだして勢いがついてきたらそれはもういい、敢えて狭い視野を保ち続ける必要はないのですし。
どう変化するか自分でも予測がつかないからこその人生なのだし、昔言われた自分探しというのは一生をかけてやる事なのだし。
自分探し、探し当ててから何かをしようとするのではないですよね、探し当てる為に何かをし続けるのでしょう。