自由？

自由？　自由というのは何だ？　何をもって自由と言うのか？　これは漠然とした概念でしかないようにも思え、考えれば考えるほど。
なににも縛られないのが自由なのかというと、学校には校則があり、企業には社則があり、社会には法律があり、それぞれに自分が参入する時にはそれを守らなくてはいけない、従わなくては参入は許可されない、だから縛られなくてはその場に居続ける事は出来ない、当たり前の事ですけれど。
規律や法のない場所、それは無法地帯という事なのか、その場所はちょっと危なっかしくて安心して居続ける事が出来ないように思います。
規律や法に守られているからこそ、そこで自由を謳歌する事が出来る、じゃあ縛りの存在する中で何を自由にすればいいのか、とか考えると分からなくなってくるのですが。
・・・・・・・批判とか、社会の目とか、世間体とか、だからそういうものから逃れたい時に「自由」を叫びたくなるのでしょうか。
批判、社会の目、世間体、人と違う事をすると目立つ、そこにはもしかしたら羨望すら生まれる、羨望を向けられる、それは仕方のないことなのか、だとしたら自由にある為にはそれらを跳ね返す強さが必要、とか。
一つに縛られず、既存に縛られず、全てを横断する身振り、アーカイブから既存の価値を排除しつつ参照し組み換える勇気、徴候を具現化する度量。
自由というよりは、自分で考えて自分で行動する強さなのですかね。