
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
色あせる幸せ
2017年03月18日 20:05毎年、今くらいの時期の暖かい日中に窓を開けて、まだ少し冷たくもある風を感じていると、子供たちの嬌声に混じって不器用なウグイスの鳴き声が聞こえてきたりもします。
「ああ、春ねえ」と思いつつ、なにかにワクワクするわけでもなく、幸福の徴候に打ち震えるわけでもなく、どちらかというと気怠さにとらわれ。
想いを馳せるのは、去年の今頃は・・・・・・、とか、一昨年の今頃は・・・・・・、とか、なんかそんな感じでもあり。
思えば毎年、春夏秋冬を、年間通じてのイベントをアクセントに仕立て上げ、ただ同じ感覚に従って、同じように反復しているだけでもあるかのよう、ただ強迫的に、ただ無意識的に、反復しているだけでもあるかのようで。
引っ越し、卒業入学、就職や転勤や昇進、なにか大きなイベントがあれば、それはそれで違ってくるのでしょうが。
それなりのスタイルが仕上がり、日常が定着してくるに従って、過ぎ去ってゆく日々を、春夏秋冬を、ただ反復する度合いが強まってくる。
人は変化を嫌いますからね、だから、それでいいのかもしれませんが・・・・・なにか退屈という観念にとらわれない事もない。
変化がなければ、ワクワクする事は出来ないし、ワクワクできなければそれは退屈ということなのだろうし、なにも実感できなくもなってしまうし、充実感の外側にも追いやられてしまう。
変化がない所に幸せという感覚を見出そうとしても、そういう幸せというか、安定というのは浸りきった次の瞬間には色あせてゆく。
変化・・・・・単純に言えば新たな環境を取り入れればいい。
常に、新たな環境を取り入れて、自分を再構築なのか・・・・転回し続けるのか・・・・・自然体で新たな環境に触発され続け・・・・・大袈裟に言えば・・・・強制的な脱構築を繰り返すのか・・・・・常にとは言わないまでも、今に浸り切って感覚すらも薄れてきたように感じる時が、もしあったとしたなら、新たな環境を取り込んでみるのも刺激があっていいように思います。
・・・・・・・なんか、変な話になってしまいましたが。
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