神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
虚勢という殻を脱ぎ捨てて
2014年12月11日 09:45「ねえ、どんな感じの人が好き?」「んっ?う~ん、強そうな人。あと守ってくれそうな人」「はぃ~???、なにそれ」
こんなような問答ってありでしょうか・・・。
子供の頃、年上の男の子にいじめられて、泣いてる時に、それを見た、正義感の強い女の子がすっ飛んできてくれて。
「やめなさいよ、年下の子をいじめちゃいけないんだよ」「ウ~、ヒック、ヒックあじがど~」「いじめられたらすぐ先生に言わなきゃダメだよ」「うん」。
誕生会に呼ばれて。
「ねえ、いい?どっちがご飯いっぱい食べられるか競争だよ」「うん、いいよ」「おかわり」「おかわり」「おかわり」「うっ、おかわ・・。もう食べられない、降参」
・・・こんなような経験が、何度も続いて「○○ちゃん、すげ~、かっこいい~」
という思いが芽生え。
知らず知らずのうちに、これらの体験が、自身の思考の根底を構成し。
強くてかっこいい女の子に惹かれるという思考回路が形成される、と・・。
そして、好きな女性は?と聞かれると「強い人、守ってくれるひと」と平然と言い放ち、周囲にドン引きされる事に。
でも、幼少期のこういった経験って、思春期以降に結構影響を与えると思うんですね。
これは少し特殊な例かもしれませんね(誰の事かは知りませんが・・)。
普通は、こういった幼少期の対象は母親という事が多いんでしょうけど。
うん、そうでしょうね。
やっぱり母親のイメージって大きいですよね。
それがいいイメージだとしても、悪いイメージだとしても。
その後、どういった女性に惹かれるか、という事を決定する上で、かなり重要なのではないかと。
実際の母親に抱くいいイメージにしても、悪いイメージにしても、そして知らず知らずのうちに、自身で作り上げた理想的な母親のイメージだとしても。
好きになる女性って、こういう事を源として、選んでいるんでしょうかね。
そうなると、必然的に幼少期の大きな依存対象は母親であるので、その母親に守ってもらったりする事は、当然でしょうから、これもやっぱり、言ってみれば「強い人、守ってくれる人」という事につながってくるんでしょう。
だから、男はみんなマザコンだ、みたいな言い方をされるのかもしれません。
男は社会に出て給料を稼ぎ、女性を守るもんだ・・・、みたいな自明???を排除して、虚勢と言う殻を脱ぎ捨てた時。
もしかしたら、「好きな女性は?」と聞かれたら「う~ん、強そうな人。守ってくれそうな人」と答える人が、ポツリポツリと出てくるんじゃないでしょうか。
時々思うんですよね、もういい加減男だから○○、女だから○○みたいなのやめちゃえばいいんじゃないかって。
でもそういうふうに社会が構成されているんだから、今のところは、しょうがないのかもしれませんが。
男性だからとか女性だからではなく、それぞれの適性や、それぞれの関係性の中で、お互いが責任を持って協力し合って行けばいいんじゃないでしょうか。
これって別に異性ではなく、同性同士でも、同じことが言えると思いますが。
なんか、書き始めた時の意図からすごくずれてしまったような気がします。
—————