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言葉に添付された思いやり

2016年02月20日 09:14

自分の想いを言語化して100%相手に伝えるというのは、かなり至難の技です、突き詰めれば不可能なんじゃないのかな。
まず、自分が何考えてるのかだって完全に把握する事って難しいですしね。

そんなような前提で、四苦八苦しながらコミュニケーションとろうとした時。
やっぱり、静かな環境で、じっくり話すのが一番いいのかな。
ノリでいっちゃうと、相手は丸め込まれるように感じて警戒もするでしょうし。
でも逆に静かな環境に置かれる事によって暗示効果が生まれるように感じて警戒心が芽生えるという事もありますね。
じゃあ、警戒を解くには? 無害さのアピール? でも無害が魅力のなさに直結してしまったらダメなのか、魅力を感じなければ静かな所で2人で、とはなかなか思わないのでしょう。 
じゃ、何らかの魅力や可能性を残しつつも無害をアピール?って何だそれ。
無害を装っておいてからの~っ、意外性の表出・・・・。
うん、何の話だかよくわからん、まずは何らかの期待がなければ、2人っきりにはならないんだろうしね。

いやいや、そう言う事を言いたかったんじゃないんです、すっごく話が逸れてしまいましたが、冒頭に戻すと。
多分100%伝えるのってまず不可能だと思うんですよ、でもお互いが満足して、分かり合えたように感じる瞬間というのは必ずある訳で。
その時伝わっているのは、言葉が伝わったという事以上に、情動・感情、情緒が伝わった、感覚的な想いが伝わったかのように確信した、お互いに対する感情移入のもとでとか一体感のもとで。
思いやる気持ちとか、励ましや共感とか、寄り添う優しさとか、なにかそういった暖かくなるようなもの。
ぎこちなく差し出された不完全な言葉に添付された本物の思いやり、という事なんだと思います。

ほらっ、その言葉を思い返す時、相手の優しい顔も一緒に浮かんだりもするでしょ、で、勇気が湧いてきたり暖かく感じて肯定感に包まれたり、自分の想いに変化がもたらされる、それって相手の想いが伝わってるって事ですね。
言葉の力とは、相手と自分の間に生成された想いの力の強さ、だったりして。
その言葉を大切に思っていればおもっているほど、結局、最終的には、受け取る力がご自分にあったという事な訳で、ご自分の力な訳です、ぎこちなく差し出した相手の力ではなくて、自分の力。
・・・・うん、また話しが逸れたな・・・・・。


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