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言葉をかき混ぜておく
2016年01月20日 20:54昨日の「自由とは」みたいな、時々書いてしまう、だらだらとした、何が言いたいんだかよく分からない文章。
ああいうのは、何か言いたいことがあって書いている訳ではないんです。
だから、題材はその時に思ったワンフレーズ、なんでもいいんです。
思考というのは、言葉によってなされますよね。
だから考えるという事は、言葉を紡ぎ出すという事なのかな。
普段から思考しておかないと、使っていない言葉というのは、意識の底の方に沈殿してしまうようにも感じていまして。
使わない言葉って忘れちゃいますよね、あと、直近で使っていない理論とかも(理論も言葉でできれいる訳ですから、使わなければ沈殿してしまいます)。
そうなると、いざ何かを考えようとした時に、沈殿し埋もれている言葉には意識が向かなくて、思考が単純化されてしまう。
ちょっと感覚的な表現ですが。
だから普段から、取るに足らないような事を取り上げて、ああでもないこうでもないと思考する事によって、使っていない言葉が意識の底に沈殿してしまうのを防いでいる、という感じなだけなのだと思います。
理想的なのは、常に自分の言葉の世界を少しだけグチャッと複雑にしておくことでしょうか。
そうしないと、多方向からの解釈が不可能になってしまいますし。
でもだからって、普段会話の中であんな屁理屈こねくり回す訳では一切ないですし、隠喩的な言い回しはせずにいたって普通にしゃべりますが。
思考するのは、言葉を常にかき混ぜておくため、みたいな事でしょうか。
あと、あれです、書く時って自分の事良く思ってもらおうという意識を排除する努力をしながら書いてるので、屁理屈・メルヘン・怒り・理論・ダダスベリ等々、ナルシシズムに浸り切らないようにと意識したりもして、その結果、少しでも本心に近いものを書こうとして、逆にちょっと露悪的な文章にもなっちゃうんですけど。
でも、お客さんだって本心を話す訳で、そこにはいい印象を与えようなどという気遣いは一切不要で、だから僕が取り繕ってすましてたってバランス悪いですし、なによりも安心して話せなくなっちゃうでしょうしね。
ていうか、元々性格的に取り繕うのが苦手というだけなのかもしれませんね・・・・。
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