神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


111.豆とビー玉

2015年02月03日 09:00

子供の頃、節分になると、父が会社から帰ってきて、玄関で靴を脱ぐのを待つのも、もどかしくて。

玄関で、靴を脱いでいる父に、問答無用でいきなり鬼のお面をかぶせて、本気で豆をぶつける。

そして痛がるのを見て、大喜びする。

小学校低学年くらいのある年の節分の日。

もしかして、父は痛がっているふりをしているだけで、本当は痛くないんじゃないだろうか?

こんなふうに思い、豆と一緒にビー玉を思いっ切りぶつけてみたら。

手もとが狂って、鏡を割ってしまって。

思いっ切りビンタされて、そうしたらなんか無性にくやしくなって、自分の部屋からビー玉だけを持ってきて、泣きながら父に思いっ切りぶつけました。

ほんの数個しか当たらなかったように記憶していますが、そのあと、今度は往復ビンタされたことは、鮮明に覚えています。

なんでしょうか? いつも、なんとかして父に勝ちたいと思っていたんでしょうね。

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