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近視眼的思考≒妄想

2018年03月30日 10:36

想像、空想、ファンタジー、なんちゃって妄想、近視眼的思考、妄想。
良い作用をもたらす妄想もあるのでしょうが、そうではない妄想も沢山ある、そして近視眼的思考が妄想に限りなく接近してしまう場合も無いとは言い切れない。
他者から強制的に与えられたコンテクストを自らが作りだしたものであると思い込むこともある、自らが作りだしたコンテクストを他者から強制的に押し付けられ、それに従わされていると認識する事もある。
密閉された自分一人だけの思考の中で、ある言語が・・・・・ある一つの考えが生産される、その生産された考え、言語がもととなって新たな別の言語が、考えが生産される。
密閉された自分一人の思考の中で生産された言語が新たな言語を生み出し続ける、言語を再生産し続ける閉じたシステムとしての自分、言語が新たな言語を生み続け、思考はあらぬ方向へ飛翔し続ける。
そのシステムの軌道を修正するには、密閉されたシステム内にもう一人の人間が入り込む事が効果的なのかもしれません。
閉じた世界の中で言語を再生産し続けるシステム、そのシステムの命題はそのままに、それを一人で行うのではなく、二人で行う事によって軌道を修正する。
二人で行うには、そのシステムの元々の存在者、そのシステムを稼働させている要素となっていた元々の住人、元々の人物、元々の持ち主に、システムへの参入を許可してもらわなくてはいけない、その人物に自然と認めてもらわなくてはいけない。
会話を交わす中でコンテクストを探し当て、そのコンテクストを共有し、元々の住人と同じ言葉で語り合い、言葉の通じるものであると認識してもらわなくてはいけない、感情移入、転移、通底の発掘、同一化、一体化、同じ言葉を話すものとして安心してもらう・・・・・・・まあ、心を開く的な事でもあるのでしょうけれど、システム内に自然と招き入れてもらう、密閉され、境界は自らが決定する再生産システム、システムの内側と外側を分けている境界を変更してもらう。
二者がシステムの要素となって、言語を再生産し続ける、方向がポジティブな方向へ変わり始める。
妄想は勿論そうですが、近視眼的思考というのも、本人は完全に思い込んでいる訳ですから、オブジェクトレベルから少し離れてみましょう、客観的に・・・・・などと言っても無理な訳で、そこはやはりまずは安心してもらって、徐々に心を開いてもらって、システムの要素となる事を無意識的に許可してもらう事が大切。
思いつくままに書いたのでグダグダですが。

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