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適応する事がしんどくなってきた時
2015年08月08日 19:29自分を取り巻く環境に適応するのが、ちょっとしんどくなってきた時。
たくさん情報を集めたり、本を読んだり、人に相談したりしますね。
でも、なんとなくしっくりこなくて、腑に落ちなくて、それでも頑張って一人で考えているうちに、スパイラルにはまってしまった。
こういう話は、よく聞きます。
本やその他の情報や人の意見というのは、一般論である事が多いんじゃないでしょうか。
特に心理的な事を扱った本は、不特定多数の人が読む有料の情報ですから、やっぱり、それを読んだ少なくない数の人が納得できるように書いてあるのかな、と思うこともあります。
環境に適応する事がちょっとしんどく感じるという事は、一般論に適応する事がちょっとしんどくなった、と言い変える事も出来るのかもしれません。
一般論を受け入れているみんな、世間、自分を取り巻く環境にいる人達。
環境がしんどいんですから、本の内容がしっくりこないのも当然ですね。
では、社会に適応しなくていいのかというと、そうではありませんね、一般論に違和感を感じる、個性的な自分を活かしながら、うまく適応していく方法や落としどころを考えていけばいいのだと思います。
こういった方々は、本や人のアドバイスがしっくりこない時点で、自分はもしかしてダメなんじゃないかという思いに至ってしまう事もありますね。
非常に多くの場合、ダメなのではなく、内に思いを秘めた個性的な方なのではないでしょうか。
自力でスパイラルを脱する事が出来るのなら、それに越した事はありません。
しかし、もし限界を感じた時には、なるべく早く、ご自身が通える範囲の専門家を何人か尋ねてみるといいと思います。
通える範囲と言ったのは、一回話しに行って「あ~、スッキリした」みたいな内容の類ではないからで、何人かと言ったのは、自分に合った専門家を見つける為に、という意味です。
本に書いてある事は、「正解」ではなく、「今の社会に適応しやすくするための一つの参考」こういった認識でもいいんじゃないでしょうか。
社会の状況が変われば、そういった本の内容も変わっていきますし。
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