
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
郵便的なものの効果
2021年03月25日 11:41顔を合わせて話しているとお互い気分が悪くなってしまったり喧嘩になってしまったり、ただしそうなるまでは、怒鳴りそうになるまでは、もういいっと言いそうになる直前までは会話が途絶えない、提出し合う言語の洪水の中にその二者は溺れている。
もしくは、コミュニケーションが終了して一人になった時、考える、あれはどういう意味だったのだろうかとか、自分の発言を思い返して、あれはちゃんと伝わっただろうかとか、あの言い方でよかったのだろうかとか。
これらの状況の時、お互いを行き交っている言語はなんなのか・・・・・・なんなのかと言うより、お互いは何を伝え合おうとしているのかというと、お互い唯一のメッセージを伝え合おうとしている、それはーーーーあなたが好きですーーーーというメッセージ。
それを言わずに、その想いを他の言語や表象される感情に置き換え続けるからこそ、要は何を話しているのか、その言葉の意味は、その質問の意味は、相手はどのような返事を期待しているのか、これらの事に考えが及ばない、好きという気持ちが全面に出過ぎて、思考は停止し全ては上の空、非常にちぐはぐな会話の応酬になる。
こういう事はよくありますから、効果的なコミュニケーションはやはり郵便的なもの、ライン等の思考停止に陥りやすいリアルタイムなものではなく、昔ながらの郵便的な、電子メール、そこで本当に相手を思いやりながら暖かい言語を贈り合うのが、まずは一番いいのだと思います。
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