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重力増し増し
2018年06月20日 19:06今日は久しぶりに「ああそう、梅雨ってこんな感じだった」という事を思い起こさせてくてるような天候でした。
圧迫感、閉塞感、増し続ける重力、朝からため息をついている人を何人もお見かけした。
温暖化の影響なのかどうなのかは知りませんが、春夏秋冬という四季が危うくなってきているとか、もしそうなのであればいっそ一思いに。
雪を伴った極寒の時期が終わり、暑くなったり寒くなったりしている間に花々咲き、そんなつかの間の花々の芳香を浮遊しているうちに灼熱を告げる雷鳴が・・・・・・・・みたいな事の方が、まだ精神的には楽、ハッキリしている分、楽。
今日のような一日でも活動せざるをえない人はまだ何とかなるのかもしれませんが、じっとしている時にはヒンヤリとする、そして動いた瞬間にじっとりと汗ばむ自分を予感するしかない嫌気の中で、今日の予定をキャンセルした人とか、生活のベースが自宅の人というのは、かなりの精神攻撃を受ける、それは、今日の天候からの無慈悲な精神攻撃。
閉塞感、圧迫感、倦怠感、それぞれを迂回して到着する所は絶望感、もうほんと、そんな季節ならいらんっ、とか思う。
日本人は四季があるおかげで情緒的に云々・・・・・とか聞いた事もありますけれど、それはもしかしたら過剰にセンシティブという事と表裏なのかもしれない、であれば南国の明るさやストレートな情熱の方がいいのかもと思わなくもない、です。
梅雨をカラフルに彩って楽しむ、グッズとかイベントとか様々な工夫とか、まあ、商業として用意されているもののうちのどれかを選択して・・・・・・・と言う身振りも湧き上がる情動の否認に過ぎない、否認の効果として解離して楽しんでいるキャラとしての自分、という自分の一部。
期間限定だからこそ可能な事、永遠に今日の気候だとしたらそうはいかない訳ですし・・・・・・・とか言いつつ、ああちょっとアフォーダンス的な文脈が頭をチラつくのは何か可能性とかどうとか、は、また今度考えます。
梅雨をどのように乗り越えるのか、触覚や味覚というのは、原動力が寂しさの場合もある、寂しさの裏返しとしての、ぬくもりや甘さ、だから、視覚や嗅覚や聴覚を刺激した方がいいように思います、キリッとした香り、楽しくなるシニフィアン、気分をスッキリさせる色、そういう、ただ環境の中に身を置くことによって。
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