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鏡の季節

2016年06月24日 20:45

女性は毎日ちゃんと鏡と向き合うのでしょうが、男性は・・・・というか僕は、殆ど鏡に映った自分をちゃんと見る機会がないなあ、と、ふと思いまして。
さっき試しに、ほんと試しに、鏡の前に立って、ほんの1分位ですけど、鏡に映った自分に否定的ではない取り留めのない言葉を、口に出して、これは語りかけるって訳じゃないですけど、それだとなんだか自己暗示かけてるアブナイやつ、みたいになってしまうので。
思いっ切り脱力しながら、鏡の中の自分に、口に出して、決意とかそんなのじゃなくて、ゆる~く「また明日もさあ・・・・」的な。
ほんの短い時間だけですけど、というか恥ずかしくて長くは続けられなかったんですけどね、その直後に、少しだけ安心したような「あぁ、まあいいのかな」と思えたような、なにかそんなような肯定的な感覚には少しなりました。
子供時代、物心ついた時期、というより人生の中の一つの季節として、鏡やショーウインドーに映った自分を興味深く見続けるという頃が、男女共にあると思うんですけど、あれもなんというか、「これが自分」これが自分の姿なんだという事を喜びと共に確認して、その姿に自分の意識を流し込む・・・、まあ、自我とか精神とか意識とか言われるものと鏡に映った身体が合致して一つになるというか、そんなような効果もあるのでしょうし、多分その時も鏡を見ながら、言葉にはならないまでも、色々な事を心の奥の方では思っていたんだと思うんですよね、肯定的な、陽性の、きれいな色の想いを。
・・・・ちょっと説明しだすと長くなってしまうので省いてしまいますが。
だから大人になった今でも、たまにはそこに立ち返って、鏡の中の自分に向かって否定的ではない想いを差し向けてやっても、それはそれでいいのかな、なんてちょっとだけ思いました。
ーーほんとは、自分は鏡に映った自分を見つめながら、誰か信頼できる人に後ろに立ってもらって、肯定的な言葉をかけてもらうのが一番いいと思うんですけど、それもなんか恥ずかしいですしねーー
女性は毎日鏡を見ているでしょうから、なにを今更と思われるでしょうが、普段あまり鏡を見る経験のない僕らおっさん世代には、たまにはいいんじゃないでしょうか。

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