関係とは言えないもの

自分であろうとした時、その自分は全ての人に受け入れられる訳ではない。

全ての人に受け入れられたいと思った時、自分を不在にして、もしくは自分の内奥から湧き上がってくる想いには目を瞑って、要求に期待に応じ、又はウケのいい言葉や態度で、自分の分身を操作し・・・・・・とか書いてしまうと、これはこれで何か凄い能力のようにも思いますけど。

ただ、人から見て魅力的に映り続ける努力は、一瞬たりとも怠る訳にはいかないのかもしれません。

相手の気分の変化を先読みして、タイミングよく随時必要物を提供してくれる人、確かに接していていい気分にさせてもらえますね。

ただこれは、相手を気分良くさせる存在というだけの事でしかなくて、ひとたび人間関係というところに落とし込んだ場合、どうなるのか。

できればそこではリスペクトが介在していた方がいいのでしょうが、その人の何に対してリスペクトを向ければいいのでしょう・・・・・周囲に合わせるだけで、一切自分を出していないとしたなら。

自分であろうとして表現している時、その要素のどこかに向けてくれるものなのでしょうね、リスペクトって。