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顔で笑って心で泣いて

2016年04月15日 20:41

「顔で笑って心で泣いて」という言葉は昔からありますが。
実際にたくさんいらっしゃいます、僕らより下の世代にいけばいくほど。
辛さを言葉にしているのですけれど、少し冷めた目で自分を見ているかのような身振りでもあるでしょうか。
その辛い経験を話せば話すほど、笑い顔になってしまう。
その光景を目にした時、人によっては一見するとなにか他人事のように話しているようにも感じてしまう事もあるかもしれません。
でも、そうやって笑い顔になってしまうのも、その結果自分の事ではないように話しているように錯覚させてしまうのも、無理もないことであり、自然な表現方法のひとつですね。
だって、本当に自分に起きている事として話したら、辛さがあまりにも強く押し寄せてきて自分を保つ事は不可能になってしまうのですから。
だから、そういう時は間違っても「なにを他人事みたいに・・・」などという言葉は投げつけないで頂ければと思います。
つらい時、そのつらさが大きいほど、笑い顔にならざるを得ない場合もあるんですね。
もしそこを超えてしまうと表情も感情もなくなってしまうのですから、これはギリギリで耐えているという事なのですから。

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