
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
100分の1の関係
2016年10月05日 08:52「本当に話せる人なんて100人に1人くらいかね」先日こんなような話になったのですが。
本当に話せる人というのは、安心して自分の想いを話せる人とか、高め合い成長し合える人、分かり合い尊重し合える人・・・・・・他にも色々あるでしょうが、こんなイメージ、心の支えとか助け合えるというのも入ってもいいのかな、それは信頼ですね。
100分の1という確率が正確なのかどうかということ以上に、ニュアンス的に、要は滅多に出会えるものじゃないという意味で、なんとなく納得できる100人に1人という言い回しであるように思うのですが。
共同体、学校でも、職場でも、取り巻く社会でも、日々多くの人とすれ違っている中でーーというのも、人というのは言葉を介してコミュニケーションを取る以上、基本的にすれ違い続けるものなのでしょうしーー合う合わない、多くの行き違い、期待と諦め、安心して自分を出せない事、尊重し合えない事、空気を敏感に察知し続けつつ自分を抑えて相手の意向に沿う事・・・・・・・こういう関係が100分の99の関係、そして安心して自分の考えを話せる人や分かり合え尊重し合える人が100分の1の関係(どちらにも入らないもの、関わらないものと言うのも勿論あります)。
なんかね、ほんと、こんなもんなんじゃないですか、これは別に諦めでも、シニシズムに浸っている訳でもなくて、そして100分の99をないがしろにしていいなどという乱暴な話でもなくて、その99の関係も社会活動に参入し続ける上で大切なものなのでしょうし。
100分の1の関係の人の前でこそ、自然な自分でいる事ができるのかもしれなくて、それは自尊心を保つ事も出来て、安心を伴った心地の良い関係、刺激を得られる関係、という事ですよね。
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