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17.生成される半透明の自分のような物

2014年11月07日 14:54

そもそも人間とは、人と人が支え合って・・・云々・・・。的な常套句がありますが、どうも僕はこれが昔からピンとこないんですね。

例えば、面と向かって一対一で話している時、自分が相手に伝えたいと思っている趣旨から、少しずれて相手が相手なりに理解して、そして相手は少しずれて理解した上で、自分の伝えたい意見をこちらに投げかけてくる、そして「もしかしたら、少しずれてる?」という事は会話をしている本人たちは何となく感じながらも、その場のノリや空気をわざわざ壊す理由も必要性も特になく、そのまま会話を続けていく。
という場合に、もしかしたら僕だけなのかもしれませんけど、そしてあくまで例えですけど、自分の実態から少しずれた、半透明の自分が生成され(これが会話の相手が認識している僕という事になるんですが・・・)、そしてよく見ると、相手の方にも半透明の人が生成されているような・・・。
そして、ついには半透明同士で勝手に会話しだして、実態君たちは何となくおいてきぼりになって、手持ちぶたさなもんで、アイスティーのストローをカラカラ回している、的な(まあ、これはだいぶ誇張が含まれてますけど)
これが人と人の間に生成される人間という物、なんじゃないのかな、とふと思いました。
誰でも自分の思っている事を100%相手に伝える事は難しくて、苦労して何とか伝えられたとしても、それを相手が自分の意向どおりに理解してくれるわけでもなく、
「んっ?あ~、ちょっと違うんだけど・・、まあそんな感じ」みたいな事ってたまにありますよね。
全てを語れるわけでもないし、すべてを理解してもらえるわけでもなく、こういう事から、不安になったり憂鬱になったりって事もあるんじゃないかなと。
特に大人数でいて、みんなでその場の空気を大事にしながら話してる時なんて、みんなでちょっとづつ、ずれてるんじゃないでしょうか、そしてそれが、すごく楽しい時もあれば、ちょっと孤独を感じて寂しくなる事もあるという。  

以上、僕なりの人間とは・・云々・・、でした。


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