神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


2.愛着

2014年11月04日 10:40

もう20年以上使い続けている電気カミソリがあります。海老名のダイクマでたしか2.980円で買ったと記憶してます(パナソニックじゃなくてナショナルとメーカー名がプリントしてある)、僕がその電気カミソリを手にとって箱の説明書を読んでいるとき、横にいた外人さんにカミソリの事で質問され、二言三言会話を交わしたのが印象に残ってます。そのカミソリの刃だけを数年に一度とり替えながら使い続けています。
その間に3回新しい電気カミソリを買いました(ナショナルより値段の高い高性能のもの)、でもなんとなくしっくりこなくて、我慢して2~3回使ってみるんですが、どうも馴染めなくて、結局はナショナルに戻ってしまう。
そうすると、もう感動的に体の一部のようにあやつれて、自分にとってはこれがベストだと思ってしまいます。
なんでそうなるのか、と僕なりに考えてみると、(体の一部のようという事がポイントなんですけど)幼少期のどこかで大人の社会を受け入れるタイミングがあって、その時に自分の一部とみなしていた物(依存対象)をもう自分の一部ではないんだと理解した時、ちょっと心細い想いをしたのかなと。
だから、もう自分の一部のように意のままにあやつれる物を失いたくないと・・・。チョット大袈裟ですが、そんなふうに思ったりしています。
なんか愛着の湧くものって、僕の場合は高価な物、高性能な物という事は条件に入っていなくて、「これ安かったんだラッキー」的な物でフツーに毎日使って壊れずにあるもの、って感じなんだろうなーと思っています。
でも、一旦そうやって愛着を感じてしまうと、もし壊れた時、相当ショックだと思うんで、これからは今までよりに丁寧に扱おうと思ってます。


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