神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
47.多勢に無勢
2014年12月03日 21:26よく、周りの人から「この間こんな事があって、そういう言動をとる人の心理ってどんななの?」と聞かれることがあるんですけど(これは、悪い事という意味ではなく多くの人がとると予想される言動から逸脱しているという意味です)。
これって何というか、普通に答えようとすると、実際その人に会った訳ではないので、教科書的なベタな一般論でしか答えられなくなるんですね。
でも、それは一般論である以上、すべての人に当てはまる訳ではなく、質問してきた人は多くの人が社会的な常識だと思っている事から少し逸脱した発言なり、行動なりを、ある人からとられて、それがどうにも理解不能なんで質問しているんですけど。
そもそも、一般論で理解できない事象を一般論に当てはめて、理解しようという試みに無理があるんですね。
実際によく話を聞いてみると、その人は別に変わり者という訳ではなく、すごく魅力的で個性的な人に感じて「会いたい、今度連れてきて」と言ったりする事もよくあって。
だから、そんな時は分析理論に基づいて、何種類か例をあげながら話して、その時の状況や、普段のその人の言動などから、いろいろ推測しながら話すようにしています(それでも推測なんで正しいかどうかなんてわからず、もし違っていたら、その人に対してすごく失礼なんですけど)。
生育環境や今置かれている社会的な状況などによって、人それぞれの考え方や感じ方は違いますし、100人いれば間違いなく100通りですよね。
でも、社会活動に参加するには、空気を読んだり、和を乱さないように気を遣ったりしなくてはならず、できればマジョリティであった方が安心だったりするので、少し自分を抑えてでも、みんなに同調したり、という事になってくるんでしょうね。
で、そこで空気を読ずに、個を主張して和を乱すような事をしてしまうと、変わり者扱いされてしまうと。
でも、あとから冷静に考えると、それはすごく正論だったりして。
ちょっと思うところありまして書きました、読みづらい文章ですみません。
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