神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
52.自分を鼓舞している時
2014年12月07日 09:30テレビをつけたら、松本清張の黒皮の手帳をやっていて、なんとなく見ていたら、すごく納得させられてしまったセリフがあったんですけど。
山本陽子さんに米倉涼子さんが、借金の申し込みをしているシーンで「人に借金を頼むときは、嘘でもいいから弱っているふりをするものよ」と言われた米倉さんが「弱っているふりをしたら、もう立ち直れなくなるくらい弱っているから、こうして強がっているんです」と切り返すシーンなんですけど。
なんかこれ、すごくよくわかる気がするんですね。
ひとそれぞれの生き方や考え方にもよりますけど、ありますよね、こういう時って。
自信が揺らいでしまって、それでも前に進み続てなければならなくて、かろうじてプライドを保って、自分を鼓舞している、といったような時。
こういう時に一番邪魔になるのが、あわれみや同情の言葉ではないでしょうか。
まあ、そんな事をいくら言われても、本人の耳には一切入っていかないんでしょうけど。
逆にかけて欲しい言葉は、そうですね・・・、その人の置かれている状況を理解した上での、尊敬を示す言葉でしょうか。
これなら、困難に立ち向かっているその人の推進力になるんじゃないかと思います。
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