53.常に全力な人

ごくまれにいらっしゃるんですね。
42.195ｋｍを100ｍ走の勢いで走り切ろうとする人。
走り切れるわけないんですけど、いいのは最初のほんの300m位で、あとの41ｋｍ
以上は、足がもつれて200mに一回づつ位コケながら、という事になるんですけど。
コケて立ち上がったら、そこで学習して、全力でダッシュするんじゃなくて、ゆっくりと走り切れるペースで、と考えるのが世の中で一般的に常識と言われるものなんでしょうけど。
どうしても本人は、それでは納得がいかなくて、またえらい勢いでダッシュする。
そしてまたコケる・・・と。
表情を注視すると、なんか泣きながら笑っているような。
きっと苦しいんだけど、すごく充実感を伴っているんだろうな、と感じてしまいます。
それぞれの人生ですから、どうしてもそうしたいのであれば、応援したくなります。
周りの人が、その人に対して、してあげられるのは、大けがしない転び方を考える、と言う位なんでしょう。
あとは、その人に限界が来て、どうにもこうにも動けなくなったら、納得できたかどうか確認しつつ、介抱する事ですね。